積読亭日乗

読書後の感想をきままに記すためのブログです。

『天帝のはしたなき果実』古野まほろ

 

天帝のはしたなき果実 (講談社ノベルス)

天帝のはしたなき果実 (講談社ノベルス)

 

 

 

天帝のはしたなき果実 (幻冬舎文庫)

天帝のはしたなき果実 (幻冬舎文庫)

 

ファンの間では旧約と新約と呼び分けられている。

 

僕は旧約のほうが発売されて間もない頃に、平台にて陳列されているのを見て、

そしてそのタイトルに中井英夫を想像して、購入を決意した。

 

文体が特異だが、慣れてしまえばむしろ心地よく、新約よりも旧約の方が好きだ。

本作の影響で紅茶の図鑑を読み、実際に何度か紅茶を入れたことがある。

オペラに興味を持ち、オペラについて調べたり、オペラの脚本を読んだこともある。トゥーランドット

 

衒学の賛否両論はあるものの、衒学の良さとして、読書後、関連する世界に興味を持つ、ということが挙げられるのではないだろうか。

 

10代の頃は熱烈なファンだった。